行方不明の母の財産はどうしたらよい?(45歳 女性 主婦)

2015年3月3日


ご相談

行方不明の母の財産はどうしたらよい?(45歳 女性 主婦)

母が9年ほど前に突然家を出て行ってから、行方不明のままとなっています。母は実家にもともと一人暮らしでしたので、私が月に1.2度帰って掃除をしている形で実質、誰も住んでおりません。

空き家状態なので、万が一何かあった時ご近所の方に迷惑がかかることも心配しております。母が帰ってきたときに自宅がないのは悲しいことかも知れませんが、現実問題、自宅も処分したいと思っています。

このような生死不明の状態で財産を相続することはできるのでしょうか。

ご回答

相続は通常、人の死亡によって起こりますが、今回の様な行方不明者の場合、そのまま放っておけば戸籍上は死亡しておらず、ずっと相続がスタートしない状況となります。

生死の確認が取れない場合、手続きを踏み失踪宣告が確定された場合(=死亡とみなされた場合)、相続を開始することができます。(蒸発や一人旅など出かけたまま行方不明になっており、なんらかの事情で7年以上も生死がわからず長期間の失踪など)

行方不明だが死亡したことが確実である場合には、認定死亡という制度が別途適用される場合もあります。

ご家族が家庭裁判所に失踪宣告の審判を申し立てます。審判確定後10日以内に市区町村役場へ「失踪届」を提出することで、法律上「死亡と同じ扱い」になります。

上記の手続きが完了となれば、相続が開始となります。お母様のご状況も心配ですが、ご家族の労力や精神的負担も相当なものでしょう。財産管理からお考えになるのも当然の事だと思います。

失踪宣告確定後、生存が確認された場合、家庭裁判所に取り消しを求めることも可能です。お母様の所在がわかると良いですね。※日本では届出が出ているだけで失踪者は83,948人にのぼり、そのうち40代以上の失踪者の割合が約44%を占めております。

失踪者の相続を受ける場合、マイナスの財産には十分ご注意下さい。

その後また、何かお困りの事がありましたら、再度ご相談下さい。
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