養子を迎えると、相続対策になる?

2017年7月12日


跡取りがいない・・。

もしあなたが独り身だったら、会社を定年退職した後の自分の人生や財産について悩むときが来るのではないでしょうか。あなたが亡くなると、財産は両親か兄弟姉妹の手に渡ります。でも誰がいつ亡くなるなんて分からないから、先を考えると不安ですよね。そんなとき“養子縁組”という方法があります。

 

養子縁組をする前に!!

あなたに、生まれたときからずっと可愛がってきた甥がいるとしましょう。その甥に確実に財産を相続する一つの手段で、養子縁組があります。ここで注意点!その際は事前に必ず、法定相続人になりえる方全員に養子縁組をしたい旨を説明しましょう。この段階で兄弟などに納得してもらえないと、後々あなたの行った相続対策が裏目に出るかもしれません。

 

養子縁組とは?

親子関係にない者との間に、法律上の親子関係を作り出す制度です。養子縁組は2種類に分かれます。

特別養子縁組

本来の親子関係を消滅させ、新たに親子関係を作り出すものです。甥があなたの養子になると、実親の相続人からは外れます。

普通養子縁組

実親との親子関係を継続したまま、親子関係を作り出すものです。法律上、両方の相続をすることとなります。

 

養子縁組をするメリットは?

養子縁組をすることで、いくつか良いことがあります。

財産に対しての相続税がかからない金額の枠が増える

3,000万円+(600万円×法定相続人の数)

上の計算式は、相続税がかからない金額の上限です。法定相続人の数が多いほど、控除される金額が大きくなります。

生命保険、死亡退職金に対しての相続税がかからない枠が増える

500万円×法定相続人の数

上の式の金額以下であれば、相続税はかかりません。死亡保険金と死亡退職金、それぞれで非課税枠があります。

相続を1代飛ばすことができる

人が亡くなって相続が起こるたびに、相続税を払わなければなりません。そのため1代飛ばせば、単純に相続税の支払いが1回減ります。

信頼関係を築くことができる

病気になったり亡くなったら、その方の世話や手続きをする人が必要になります。しかし年月が経つと親戚とだんだん疎遠になっていき、誰が自分の面倒を見てくれるのか不安になりませんか?そういう方は養子縁組をきっかけに、その方と自分の老後の希望や想いを共有してはいかがでしょうか。

たくさん養子をとれば、相続税が減る?

相続税を考える上で、養子の人数には制限があります。

実の子どもがいる場合→1人

実の子どもがいない場合→2人まで

これは相続税の計算をするときに、法定相続人に含めることのできる数です。つまり、養子縁組をたくさんすればいいという訳ではありません。

 

養子縁組は、公正証書遺言作成の費用面でお悩みの方や、推定相続人でない方に財産を相続したいと考えている方に適しているのではないでしょうか。養子縁組をうまく使うにはあなたがよく内容を理解した上で、相続に関係する親族に話し同意をもらうことが必要です。当事者同士で決めてしまわず、親族や専門家に相談しながら手続きを進めましょう。

相続に関するご相談や、専門家のご紹介を無料で承っております。
養子縁組についてお悩みの方、相続対策についてお知りになりたい方は、お気軽にご相談くださいませ。

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