それぞれの立場で考える相続と分割割合

2015年3月6日


配偶者から見た相続(常に相続人)

配偶者の相続をご紹介します。

配偶者相続人(被相続人の夫・妻)

法定相続人の種類のうち配偶者相続人は相続がスタートした時点でいかなる場合でも相続人となります。

配偶者の解釈

被相続人が亡くなったときの法律上の配偶者のことです。以下の場合は相続の権利はありませんのでお気をつけ下さい。

・内縁関係
・元夫、元妻(被相続人が亡くなる前にすでに離婚している)

配偶者の相続割合(子どもがいない場合)※1

配偶者が全て相続します。

配偶者の相続割合(子どもがいる場合)※2

配偶者が1/2。子が1/2を相続します。(子が複数いる場合は按分)

配偶者の相続 相続110番

 

子(嫡出子・非嫡出子)から見た相続(第一順位)

子(ここでは嫡出子・非嫡出子)としての相続をご紹介します。※養子は後述

第一順位としての相続

被相続人が亡くなった際の配偶者との間の子。被相続人の過去の配偶者であった間の子は第一順位として相続人になります。また、同様に非嫡出子(婚姻関係の無い間の子)についても、嫡出子と同様に第一順位として相続人となります。※但し、認知していることが条件

子の相続割合(母または父が存命の場合)※1

子は1/2のを相続する事になります。子が複数いる場合は按分し、残りの1/2は母または父が相続する事になります。

子の相続割合(母または父がすでにいない場合)※2

子が全て相続します。子が複数いる場合は按分し、その他の親族が相続する事はありません。

子から見た相続 相続110番

親から見た相続(第2順位)

法定相続分として、被相続人の両親が相続対象となるケースをご紹介します。

親が相続人となるケースとは?

被相続人(亡くなった人)に子どもがいないときに第2順位である、直系尊属の親が相続する事になります。
(被相続人の配偶者は常に相続人となります)

親の分割割合(被相続人の配偶者が存命の場合)※図1

直系尊属の親が1/3を相続する事になります。この時被相続人の配偶者は2/3を相続します。

親の分割割合(被相続人の配偶者がいない場合)※図2

直系尊属の親がすべて相続する事になります。

 

被相続人の親が相続するケースってあるの?

不慮の事故などを想定しがちですが、老老相続や初婚の平均年齢の上昇と共に、少子化の現在、決して珍しい事例ではありません。

あくまでも民法で定められている相続権(順位)のお話です。相続人以外に財産を遺したい場合は遺言書が必要となります。

ご不明点がある場合まずは、ご相談下さい。お問い合わせはコチラから 相続と分割割合(両親編) 相続110番

兄弟姉妹から見た相続(第3順位)

法定相続分として、兄妹姉妹が相続対象となるケースをご紹介します。

兄妹姉妹が相続人となるケースとは?

被相続人(亡くなった人)に子ども(直系卑属)がいないとき、且つ両親(直系尊属)も他界しているときに第3順位である、被相続人の兄弟姉妹が相続する事になります。
(被相続人の配偶者は常に相続人となります)

兄妹姉妹の分割割合(被相続人の配偶者が存命の場合)※図1

兄弟姉妹が1/4を相続する事になります。この時、被相続人の配偶者は3/4を相続します。

兄妹姉妹の分割割合(被相続人の配偶者がいない場合)※図2

兄弟姉妹がすべて相続する事になります。兄妹が複数いるときは按分します。

相続と分割割合(兄弟姉妹からみた相続編)相続110番

 

ご不明点がある場合まずは、ご相談下さい。お問い合わせはコチラから 

孫から見た相続

法定相続分として、被相続人の孫が相続対象となるケースをご紹介します。

代襲相続ってなに?

本来、相続人になるはずだった人が、相続開始以前(同時死亡を含む)に死亡(相続排除・相続欠格も含む)していたときなどに、その子や孫が代わって相続人になるという制度のことです。長寿国であるが故、親より子どもの方が先に亡くなってしまう場合など、昨今では増えつつあります。直系卑属であれば何代でも代襲相続は可能です。(孫→ひ孫→曾孫→玄孫・・・)本来の相続人が相続放棄をしている場合は該当しません。

孫の立場での相続 ※図1

祖父母の他界による相続の場合、その配偶者・または子が存命している場合、孫は相続人となりません。

孫の立場での代襲相続 ※図2

祖父母の他界による相続で、祖父母の子(孫からみての親)がすでに亡くなっている場合、代襲相続となるのです。

代襲相続の分割割合 ※図2

孫の場合、祖父母の子(孫からみての親)と同じ分割割合での相続となります。

 相続例通常孫2 相続

あくまでも民法で定められている相続権のお話です。孫に財産を遺したいと考えられる方は様々な対策がありますので、専門家に尋ねてみましょう。

まずは、ご相談下さい。お問い合わせはコチラから

甥や姪からみた相続

法定相続分として、甥や姪が相続対象となるケースをご紹介します。
両親がすでに他界していて、離婚や未婚、子どもがいないことが原因で家系図をたどっていくと甥や姪が相続人となることも珍しくありません。(被相続人の配偶者は常に相続人となります)

甥姪が相続人となるケースとは?

被相続人(亡くなった人)の両親がすでに他界していて、且つ子どもがいないときに第3順位である、直系尊属の兄妹が相続する事になります。
この時、兄弟姉妹(甥姪の父母)がすでに他界している場合、代襲相続で甥姪が相続人となります。(被相続人の配偶者は常に相続人となります)

甥姪の分割割合 ※図1

甥姪の父母が存命であった場合と同じ割合となります。この代襲相続は一代限りとされており、甥姪の子が相続人になることはありません。

相続と分割割合(甥姪からみた相続編) 相続110番

あくまでも民法で定められている相続権のお話です。

ご不明点がありましたらまずは、ご相談下さい。お問い合わせはコチラから

養子から見た相続

法定相続分として、養子が相続人となる場合をご紹介します。
被相続人の子どもは実子であるケースがほとんどですが、事業の跡継ぎや相続対策の為「養子縁組」をする事があります。
(被相続人の配偶者は常に相続人となります)

養子が相続人となる場合は?

実子と同様に養親の法定相続人になります。

養子の分割割合 ※図1

実子と同じ分割割合となります。「養子は縁組の日から養親の嫡出子の身分を取得する」とされている為です。

実の親の相続はできないの?※図1

普通養子縁組の場合は実の親との関係が継続する為、実の親からの相続も可能です。ほとんどのケースが普通養子縁組ですが、仮に特別養子縁組の場合は実の親子関係が消滅している為相続はできなくなります。

 相続と分割割合(養子からみた相続編) 相続110番

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