【相続税申告】路線価がついている道路、ついていない道路がある!

2018年9月3日


インタビュー協力:佐藤 和基 税理士

前回のコラムはこちら↓

【相続税申告】土地の評価はどのぐらい時間がかかるの?

今回は、路線価について【相続110番】掲載の佐藤和基税理士にお話を伺いました。

【路線価】ってそもそも何?

路線価は、相続税や贈与税を支払ってもらうために国(国税庁)が公表している価格です。

原則土地の価格は時価で計算します。しかし、すべての土地の時価を計算するのは非常に大変です。そこで税務署は道路にあらかじめ値段をつけました。これを路線価といいます。この路線価に土地の面積を掛けて、土地の相続の評価とする方法を路線価方式といい、宅地の評価方法のひとつとなります。この路線価は毎年変わり、7月1日に全国の国税局・税務署で公表されます。

路線価はどうやって決まる?

路線価の評価時点は毎年1月1日。地価公示価格、売買実例価額、不動産鑑定士等による鑑定評価価額、精通者意見価格等を基に決められます。金額が不公平になってしまわないよう、専門家の意見も取り入れています。路線価は、公示価格の8割程度を基準に計算されています。

 

—「不動産評価は税理士によって差が出やすい」と、以前のコラムで佐藤先生が仰っていました。 私有地に道路が含まれる場合の評価でも、差が出やすいですか?

佐藤路線価がついている道路と、ついていない道路があります。ついていない所は特定路線価を税務署に申請すれば一か月ぐらいで路線価がつきますが、申請してもしなくてもどちらでもいいのですよ。

 

—敢えて申請しない方法もある、ということですか?

佐藤:はい。申請せずに元々ある近くの道路の路線価を使った方が、評価減ができる場合があります。

 

—その論点を知っている税理士かどうかで、評価に差が出ますか?

佐藤:はい。あとは、税理士が保守的かどうかでも差が出ると思います。特定路線価をつけた方が、税務署から文句を言われず安全です。特定路線価をつけてしまうと、絶対に使わなければいけません

 

—特定路線価をつけた後に、やっぱり使わないというのはダメなのですね。

佐藤先生が今まで不動産の評価が難しいと感じた案件は、どのぐらいの割合でありましたか?

佐藤:20件中1件ぐらいです。

 

—相続税申告の手続きをお願いする専門家が土地の評価に詳しいかどうか、見極めるポイントはありますか?

佐藤:まずは、相続専門でやっているかどうかでしょうか。あとは、相続の手続きについての質問を複数してみてそれに対してすぐに回答をしてくれれば、相続に関しての経験値は高いといえます。必ずしもそれで土地評価に詳しいとは言えませんが、1つの目安になると思いますよ。

弊社は、相続をはじめとした様々な問題に対応できる専門家と提携しております。
土地の評価額について相談したい、相続税申告を依頼したい・・などどんなことでも構いません。
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