「デジタル遺品」これからの相続に備え

2019年12月13日

スマートフォンを持つ男性とデジタルデータ


 

こんにちは、相続110番です。

最近、オンラインの銀行口座やソーシャルメディアなどのデジタル遺品に関する相続トラブルのご相談が増えてきています。
今回は、残されたご家族がトラブルに巻き込まれないためにしておいたほうがいい「デジタル遺品対策」についてまとめていきます。

 

デジタル遺品とは

デジタル遺品とは、お亡くなりになった方が遺したデジタル機器やインターネット上に残したデータのことです。
具体的には、パソコンやスマートフォンに保存してあるSNSアカウントやオンラインの銀行口座、証券口座、仮想通貨(暗号資産)・FXのアカウント、電子マネーなどがデジタル遺品と呼ばれています。
その他にも、デジタルカメラやパソコン上に残る写真や映像、音声情報、ビジネス用のデータ、メッセージアプリ(LINEなど)でのやり取りなども該当します。
また、外付けハードディスクやUSB、DVD、CD-ROMなどの記録媒体に残されたデータも、デジタル遺品といえるでしょう。

≪デジタル遺品≫
お亡くなりになった方が遺したデジタル機器やインターネット上に残したデータのこと

家族が知らないオンライン銀行口座

相続が発生した際に、オンライン銀行口座やネット証券の口座、仮想通貨(暗号資産)、電子マネーなどは郵送による通知がなく相続人がデジタル遺品の存在を知らないという新たな問題も浮上しています。ペーパーレスのデジタル社会に移行するにつれて、これらの情報は利用する本人以外は把握することが難しくなっています。
あるいは、利用している本人ですら忘れてしまっているアカウントなどもあるかもしれません。
残されたご家族が困惑しないように、デジタル遺品の棚卸からはじめていきましょう。

 

キャッシュレス決済、デジタル資産

デジタル遺品の棚卸

≪デジタル遺品は2つのカテゴリに分類≫
①知らせたい情報
②見られたくない情報

まずはどんなデジタル遺品があるのか用途別に確認していきましょう。
そして以下の二つのカテゴリーに分けていきましょう。

①知らせたい情報
②見られたくない情報

カテゴリー分けをする際に使用頻度の低いアカウントや不要なファイルがあれば削除しましょう。
ご自身のデジタル遺品を整理し、相続が起こった際にトラブルなくスムーズに手続きができるようにしましょう。

チェックリスト

知らせたい情報

遺言執行人またはご家族に、PCやスマートホンなどの情報にアクセスしてもらう場合、それにログインする際のアカウント情報をまとめる必要があります。
しかし、すべてのアカウント情報を簡単に人が目にすることができるところで保管するのは大変危険です。
アカウント情報の一覧のファイルを開くまでにパスワードを求められるような、iCloudのメモ帳や暗号化できるファイル上にまとめることをおすすめします。
重要な情報であれば紙で管理し貸金庫などで保管するのも一つの方法です。
残された家族が手続きをスムーズに行うために以下のような情報をまとめておきましょう。

≪必要な情報のまとめ≫
①サイトやファイル名
②ID、ユーザーネーム
③パスワード
④URLアドレス
⑤備考(登録しているクレジットカード、口座、メールアドレスなど)

見られたくない情報

ご家族に秘密にしておきたい情報は、簡単にアクセスできないように工夫する必要があります。いくつか例をあげますのでご参考にしてください。

・LINEの場合
スマートホンにロックをかけているだけでは本体のロックが解除されると、LINEのトーク履歴は簡単にみることができてしまいます。LINEアプリを開く前にパスコードを入力するよう設定するか、見られたくないトーク履歴を非表示にするなどの対策をしましょう。

・画像や動画データの場合
iPhoneの標準機能で、アルバム上の画像や動画を非表示に設定することができます。アクセスしづらくなるだけで非表示アルバムからアクセスすると見ることが出来てしまうので注意してください。
不安な場合には、画像隠しアプリなどを使用しましょう。

・googleアカウントの場合
アカウント無効化管理ツールを利用すると、ユーザーが一定の期間自分のアカウントを利用していない状態が続いた場合に、そのアカウント データの一部を公開したり、他のユーザーに通知したりすることが出来ます。

・ファイルを削除する場合
PC上で見られたくないファイルを削除する場合、ゴミ箱へ移動→ゴミ箱を空にする(Shift+Delete)で削除しても業者などに依頼すると復元できてしまう場合があります。どうしても人に見られたくないファイルは復元不可の削除ソフトを使用するか、専門業者に依頼することをおすすめします。

主なデジタル資産のチェックリスト

主なデジタル資産に挙げられるものをまとめました。今多くの人が使っているモバイルSuicaなどのプリペイド式電子マネーも対象になります。下記表を参考に一度デジタル資産についてまとめて見られてはいかがでしょうか?

≪主なデジタル資産のリスト≫
・パソコン、スマートフォンのデータ
・SNS(LINE,Facebookなど)
・ネット銀行
・ネット証券
・その他ネット金融サービス
・暗号資産(仮想通貨)
・プリペイド式電子マネー
・スマホ決済(QRコード決済) 

まとめ

キャッシュレス決済やペーパーレスの時代ですので、これからこの問題に直面することが多くなると考えられます。登録しているけど使っていないアカウントなどの整理もかねて一度ご確認されてみてはどうでしょうか。

 

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