エンディングノートに遺言?(58歳 男性 自営業)

2015年1月27日


ご相談

相続110番 

流行のエンディングノートですが最近母が市販のものを購入し、記録を始めています。母は「財産のことも、お葬式のことも全部書いておくから心配しないでね」といっていますがエンディングノートは遺言書の代わりになるのでしょうか。

ご回答

まず、エンディングノートは「自分史をまとめたノート」であり、思い出や本人通夜のこと、葬儀のこと、葬儀はどこのお寺で、どういう方法で、誰を呼んで、どのように執り行いたいか、誰に死亡のお知らせをして欲しいか、戒名はどうするのか、どこにお墓があるのか・・・。そしてどの財産を誰にあげたいといった希望が続きます。お母様の遺志に間違いはないのですが。

市販のエンディングノートにも但し書きがあるように法的効力を持つものではありません。遺言書の様式、要件を満たしていない為です。
当てはまる事項を選ばせるチェック式であったり、一覧表を単語で埋めていくだけであったり、作成側の余計な負担をできるだけ取り除いたこうした体裁が、遺言書としてのルールから逸脱してしまっているのです。

とはいっても急にすべての財産を掘り起こし、整理し、遺言書を作成できるかというと大変なものです。慌てて準備するのではなく、まずは気軽に書けるエンディングノートを遺言書の下準備として活用されることは宜しいのではないでしょうか。

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