【相続放棄】の親族へ及ぼす影響

2017年10月16日


コラム監修:渡辺 隆之 司法書士・行政書士・相続診断士

前回までのお話はこちらのコラムにて↓

相続放棄をしたら逆効果だった!?

前回は、ごく普通の相続のパターンについてでした。今回は、亡くなった方に借金があった場合の相続放棄についてお話します。

 

亡くなった夫には、借金があった。

被相続人Aが亡くなり財産を調査したところ、土地、家、借金の3つでした。恐ろしいことに、借金のようなマイナスのもの相続財産とみなされます。そのため、借金を背負ってでもこの家は手放したくない!などの特殊な事情で無い限り、相続放棄したほうがよいといえます。

 

 最初から相続人ではなかったことにする。

被相続人Aの財産を法律上一番に引き継ぐのは、妻と息子。この2人が相続放棄の手続きを踏み(やれやれ、一安心・・)となりました。相続放棄をした人は、最初からいなかったものとみなされます。よって妻、息子がいない・・となると相続権が第二順位の人にうつります。

 

相続放棄をしたら、親族に借金をなすりつける結果に。

相続権が第二順位である、父、母が相続人になりました。これはつまり、被相続人Aの借金を背負うことを意味します。(それはいかん!)と父、母が相続放棄をすると、第三順位の兄が同じ状況に陥ります。このように相続放棄をすると、法定相続人の順位にのっとって借金をなすりつけあうことになるのです。

 

親族全員で話し合いを!

一人一人が行う手続き自体は、そこまで難しくはありません。一番重要なのは、親族間で相続問題を共有することです。自分たちだけ相続放棄をすることは法律上全く問題ありませんが、親族同士の関係悪化は目に見えていますよね。それを防ぐために、親族で借金の話が出たら皆でそれを共有し、親族への根回しをしましょう。そして意見が一致したところで、相続に関わりうる全員が相続放棄をすることをお勧めします。

 
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